妊娠中期にあたる妊娠6ヶ月の赤ちゃんの様子や、ママの症状について紹介します。
妊娠週では、20〜23週にあたります。
このブログでは、ママに起こりやすい症状や妊娠経過の記録をまとめています。
これから妊娠予定の方、妊娠中の方も参考にしてください。
妊娠6ヶ月の赤ちゃんの様子
赤ちゃんの大きさ:頭殿長(頭からおしりまでの長さ)が15cm〜30cmほど
赤ちゃんの重さ:250〜650gほど
妊娠6ヶ月のママの様子
子宮底長:16〜24cmほど
体調が安定しやすく、マタニティライフを楽しめる
妊娠期間も半分が過ぎて、初期の頃と比べると身体や体調の変化にも少しずつ慣れてくる時期。
体調が安定しやすいので、旅行やベビー用品の準備を始めるのに向いています。
胎動をはっきりと感じる
赤ちゃんが大きくなり、羊水量も増えてくるため、赤ちゃんの動きもダイナミックになります。
「ポコポコ」した胎動から、「ぐい」っと押されるような胎動を感じることも。
初産婦さんは胎動を感じにくいので、まだ分からない人は心配しなくても大丈夫です。
動悸・息切れ・貧血になりやすい
妊娠経過とともに子宮が大きくなることで心臓や肺が圧迫されたり、血液循環量が増えることで、動悸や息切れを起こしやすくなります。
動悸や息切れがある時には、ゆっくり休んで深呼吸しましょう。
また、貧血によっても動悸や息切れを自覚する場合があります。
妊娠すると血液中の鉄分が赤ちゃんの成長のために使われるため、貧血を指摘される方が多いです。
貧血の有無は採血で分かります。主に、ヘモグロビン(Hb)値をみます。正常はおおよそ12.0で、これより低いと貧血です。10.0より下がると鉄剤を処方されることが多いです。
必要であれば、医師から鉄剤が処方されますが、鉄分は食事からも補えます。
レバーや赤身の肉、アサリやシジミ、ほうれん草、小松菜、大豆、切り干し大根などは鉄分が豊富な食品です。また、最近では鉄分が添加されたヨーグルトやチーズなども販売されています。
上手に、鉄分を補いましょう。
足がつりやすい(こむら返り)
妊娠中は血液中のミネラル成分が変化しやすく、大きくなったお腹が神経系を圧迫することや、血管が圧迫されて血液循環が悪くなることで、とても足がつりやすい状態です。
寝ている時に足がつると、とても痛いですよね。足をつった場合は、足の指を持って足の甲側(自分側)に引き寄せてください。足の筋肉を伸ばすことで治ります。
予防法としては、下半身を冷やさない、寝る前のストレッチやマッサージを行ったり、ミネラル成分が豊富な海藻類の摂取やルイボスティーを飲むのがおすすめです。
便秘や痔が起こりやすい
妊娠によるホルモンの変化や大きくなった子宮に腸が圧迫されることで、妊娠中は便秘になりやすいです。
また、便秘による排便困難や大きくなったお腹の重みでお尻付近の血流が悪くなり、痔にもなりやすいです。
便秘予防には、まず水分摂取が重要です。朝起きて、コップ一杯の水を飲むことで腸が刺激しましょう。1日の中でも、こまめに水分摂取を心がけてください。
食物繊維の多い芋類や海藻類を積極的に食べたり、ヨーグルトなどで腸内環境を整えることも大切です。
生活習慣を見直しても便秘が解消されない場合は、妊婦でも使える便秘薬(酸化マグネシウム)を使うと効果的です。ドラッグストアで簡単に購入できますが、初めて使う方や不安な方は医師や薬剤師に相談してくださいね。
足の血管が浮き出る(静脈瘤)
妊娠中はホルモンの変化や、大きくなった子宮が動脈を圧迫することで「静脈瘤」を起こしやすい状態です。
足の血管が曲がりくねりながらボコボコと浮き出て、場合によっては痛みを伴います。
太ももや膝の裏にできやすいですが、お尻にできることもあります。
対策は、長時間立っている状況を避け、寝る時や休む時には足の下にクッションを入れるなどして足を高く保ちましょう。メディキュットなどのむくみ予防の靴下やタイツを履くことも有効的です。
皮膚トラブルが起きやすい
妊娠中はホルモンバランスの変化によって、皮膚が乾燥しやすい状態です。乾燥により痒みが出ることもあります。
乾燥しないように、肌の保湿をすることが大切です。部屋の湿度を調整したり、入浴後には保湿クリームを塗りましょう。
掻いてしまうと、より痒みが増すこともあります。乾燥や痒みが強い場合は、医師に相談しましょう。
靭帯が引っ張られて、足の付け根や下腹部痛が出ることがある
子宮は複数の靭帯によって骨盤内に固定されています。その中で左右に1本ずつある円靭帯は、子宮が大きくなるにつれて強く引っ張られ、牽引痛を起こすことがあります。靭帯が引っ張られることで、足の付け根や下腹部に痛みが現れます。
牽引痛か切迫早産などでみられる下腹部痛との区別が重要となってきます。
円靭帯痛であれば、痛みのある方の子宮の前面から足の付け根に圧痛があります。痛みのある方を下にして横になると、円靭帯が緩み痛みが緩和されます。
しかし、これだけで自己判断するのは難しい場合もあります。気になる症状があれば医師に相談しましょう。
おりものの分泌量が増える
妊娠経過とともにおりものの量は増える傾向にあります。
こまめにおりものシートを交換するなどして、清潔を保ちましょう。
しかし、清潔を気にし過ぎて入浴時に洗いすぎは禁物です。強くゴシゴシ洗ったり、膣の中まで洗ってしまうと、もともと備わっている自浄作用まで弱ってしまいます。たっぷりの泡で、優しく洗うようにしましょう。
正常なおりものは、透明〜やや白っぽく、あまりにおいもしません。水っぽいおりもの、酒粕のようなおりもの、かゆもやにおいがきつくなった場合には病院で相談してください。
妊娠6ヶ月の症状
妊娠6ヶ月も様々なマイナートラブルに見舞われました。
なんと言っても辛かったのが、湿疹による痒みです!!
始まりは21週すぎに、太ももにポツポツした赤い小さいものができました。
数カ所だけだったのであまり気にしていませんでした。
2.3日後には、お腹やお尻にも湿疹がうっすら広がりはじめて痒みが増しました。
足の裏が異常に痒くて、踵に水脹れができる始末。
もしや、水虫!?なんて心配もしましたが、妊娠性掻痒(そうよう)、妊娠性痒疹(ようしん)と言うものでした。
妊娠して、湿疹が出たり痒くなるなんて思ってもみませんでした。
しかし、調べてみると意外と痒みに悩んでいる妊婦さんは多いようです。
妊娠中の湿疹と痒みついては、また詳しく記事にします。
湿疹以外にも、相変わらず貧血でフラフラ〜
夏の暑さやマスク装着と相まって、階段を昇ると息切れと疲れやすさで大変でした。
特に仕事終わりで疲れていると、お腹の張りもすごい。
この頃から、駅などではできるだけ階段を使わず、エレベーターやエスカレーターを利用するようになりました。
体力を無駄に使いたくないけど、体力はつけたい!
ということで、マタニティヨガを始めました。
妊娠前から少しヨガの経験があります。
無理なく身体を動かして、身も心もリフレッシュできてとても気持ちいいです。
ヨガをすることで、腰痛やむくみの軽減もできています。
妊娠中にオススメのヨガのポーズなどについても、また詳しくお話していきますね。
妊娠経過の記録
20w5d マタニティヨガ
腰痛が辛い。
激痛というより重だるさ。
腰痛緩和のために、YouTubeを観てセルフヨガを始める。
坐骨神経痛や腰痛、足の浮腫に効くポーズなどをゆっくりと30分程度行う。
毎日はなかなかできないけど、疲れている時にこそヨガをするとスッキリする!
21w2d 妊娠性湿疹
太ももにポツポツした湿疹が出現。
2.3カ所なのであまり気に留めず。
少し痒いなー程度。
21w3d ベビー用品の下見
夫と一緒にアカチャンホンポに行く。
目的はチャイルドシート、ベビーカー、抱っこ紐の高額アイテムの3点の下見。
まったくの無知なので、店員さんを捕まえてそれら3点についての説明を聞いて、試着などさせてもらう。
抱っこ紐については、エルゴのオムニブリーズにほぼ決定!
22w0d 妊娠性痒疹
湿疹は手足、お尻、腰、背中まで広がる。
足の裏も異常に痒い。
踵にはうっすら水脹れが出現!!
痒くて眠れない。
皮膚科に行って、妊娠性痒疹と診断される。
妊娠中のため、レスタミン軟膏を処方される。
22w2d 妊婦健診
4回目の妊婦検診。
ベビちゃんはすくすく成長中。
大きさは週数通り。
私の血圧、体重、尿検査も問題なし!
お腹がよく張るので、内診もしてもらいましたが、子宮頸管長も問題ありませんでした。
貧血のため、鉄剤の処方をもらいました。
22w6d マタニティヨガ
初めてマタニティヨガのレッスンに行く。
ヨガ中は胎動がすごく激しい!身体が温まって、リラックスしている証拠らしい。
23w5d 貧血
湿疹、かゆみが軽快する。
貧血のために鉄剤を飲んでいるけど、相変わらず息切れが多い。
妊娠6ヶ月を経験して思うこと
教科書通りに、貧血や妊娠性痒疹、腰痛などたくさんのマイナートラブルに見舞われた妊娠6ヶ月でした。
しかし、胎動をしっかりと感じ赤ちゃんの成長を常に身近に感じることができて、安心して過ごせた1ヶ月でもありました。
夫と一緒にベビー用品を見に行き、二人で赤ちゃんのいる生活をイメージして話し合えたこともとても良かったです。
つわりが落ち着き、性別が分かり始める頃なので、体調をみて少しずつベビー用品を揃えたり、お部屋の準備を始めるのに良い時期ですよ♪
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