妊娠確認に行った初診で、胎嚢の横に出血があることが判明しました。
副作用もなく効果の実績がある、黄体ホルモンの投与をすることにしました。
流産予防に効果のある黄体ホルモン治療と、実際に黄体ホルモンの投与を受けた経験を紹介します。
妊娠初期の流産率とその原因
そもそも健康な女性であっても、妊娠12週までには15-20%程度は流産に至ります。
出血があろうとなかろうと、流産してしまう時はあります。
この場合は止血剤や子宮収縮抑制薬を使っても効果はないのですが、気休めに薬剤を処方する病院も多いようです。
事実、わたしも1度目の切迫流産の時に子宮収縮抑制薬をもらいました。
そして、やはり効果は得られず流産しました・・・
妊娠初期の流産の原因のほとんどは胎児側にあり、うまく細胞分裂ができないから。
受精した時からすでにその運命は決まっています。
悲しいことですが、自然の淘汰ですよね…
黄体ホルモンの投与は効果的なのか?
では、黄体ホルモンの投与は流産予防に効果があるのか?
実はこの治療も賛否が分かれています。
英バーミンガム大学研究チームの発表によると、「流産や妊娠初期に出血を経験した女性に黄体ホルモン(プロゲステロン)を投与することで、次の妊娠で流産の確率を下げられるとあります。
この研究は4000人の女性を対象にしたもので、被験者は全員、妊娠初期に出血を経験しています。
黄体ホルモンを投与しても出血がおさまらない被験者もいましたが、最も効果が大きかったのは流産を繰り返し経験している女性で、出産の確率は15%上昇しています。
他の記事には、黄体ホルモンに効果がないと書いている記事もありました。
ただし流産回数に応じて検証していくと、生児出産率が増加することが判明しています。
特に流産経験が3回以上で出血がある妊婦のグループでは、メリットがありました。
黄体ホルモン投与によって生児出産率は72%であったのに対し、黄体ホルモンを投与しない場合は57%です。
しかも、黄体ホルモンはもともと女性の身体にあるもので、投与による副作用もありません。
治療の基本は、内服薬か注射薬か膣剤で黄体ホルモンを投与すること。期間は12週ごろまでです。
黄体ホルモンの投与を受けてみて
わたしは妊娠5週目から12週目まで週1回、黄体ホルモンの筋肉注射を行いました。
その後、お腹の張りや腰痛があり14週目にも注射。
妊娠中期に入り、お腹の張りが出てきたため、16週からは黄体ホルモンの内服薬を飲んでいます。
初診で見つかった出血は消えて、無事に安定期を迎え、今も大きな問題はなくマタニティライフを過ごせています。
これが黄体ホルモン投与のおかげだったのか、ホルモン投与をしなくても育つ命だったのか判りません。
でも、なにより今お腹の中でベビちゃんが育ってくれているのが愛おしくて嬉しい。
お尻への筋肉注射はたしかに痛いけど、ベビちゃんの成長を思うと耐えられました!
わたしは黄体ホルモン投与を受けて良かったと思っています。
最後に
医師によって様々な治療方針や考え方があるため、黄体ホルモン治療を推奨していない病院もあります。
黄体ホルモンの投与を行っても初期流産のすべてを救えるわけではないですが、少しでも気になった方は一度主治医に相談してみる価値はあります。
赤ちゃんを望む人のもとに、素敵な赤ちゃんが来てくれますように…⭐︎
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